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ライラック

ライラックの花の微かに匂ひたつ帰らざる日の罪おもふとき

 「ライラックの花が咲いたよ」と、小さな鉢を夫はテーブルに置いた。
 ハートの形の葉に、青紫の花である。

 そういえば、昔、家の庭に白いライラックが植わっていた。
 家族は、フランス風に「リラの花」と呼んでいた。

 リラとマロニエは、フランス映画によく見るパリを代表する街路樹である。
    幻に巴里の匂ひかぎませと多摩のみ墓にリラ奉る  堀口大学 

 ライラック    復活
        鉢に咲くライラック                   トルストイ「復活」

ライラックの花からの連想で、トルストイの「復活」を開いた。
 
  ライラックの茂みにかけ寄ると、彼女は花の散った白いライラックの枝を折り取って
           ・・・・・・・・・・・・・・
  この時から、ネフリュードフとカチューシャとの関係は一変して、純な青年と純な少女との
  互いに思い思われる、一種特別なものになってしまった。


 堕落するカチューシャ、罪を悔いるネフリュードフ・・・暗い筋立てのなかで、このライラックの茂みの場面だけが明るく輝いていた。
 ライラックの花は、いきいきとピュアな青春の象徴のように美しい。。
 ・・・・・そして、それは罪の始まりであった。


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