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国銅

 「 国 銅 」    ははきぎ蓬生 作    新潮社

   

752年(天平勝宝4年)、奈良 東大寺の大仏開眼供養が盛大に営まれる。

今から1250年前、奈良の大仏を建立した男たちの現場の物語。

 

大仏は3mの台座の上に、15mの高さ。一本の指だけでも、1mはある。

それを銅で造るために過酷な労働の日々を送った、名もなき人足たちがいた。

懸命に働き、野辺に散った「使い捨ての人足たち」を描いた 天平ロマンである。

 

DVC00019.JPG     DVC00020.JPG

 

長門周防地方の「奈良登り」と呼ばれる銅山で、銅を掘り出し、たたらを踏んで精錬して、極上の棹銅を作る。

    長門の銅が、最上だったのか?

そして14人が、銅を運ぶルートを・・・つまり、瀬戸内海を、難波津まで舟で上る。

    40日もかけて、舟を漕ぐのだ。

都で5年間、大仏の外型を焼き固め、鋳込み、再び型どりをして・・・開眼の日まで。

    大仏に群がる蟻のごとき、人足たちの苦楽。

年季が明けても、遠い故郷まで危険な道を、自力で帰らねばならない。

    賊、飢餓、病・・・とても帰り着くことは難しい。

そなたたちが、仏だ・・・自分の仏を持て・・・・・・ああ、仏とは、何か・・・。

 

 

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